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第32回 近畿弁護士会連合会人権擁護大会シンポジウム(第一分科会)                    日本学術会議会員任命拒否問題からみる行政と「法の支配」                         ~行政権の「暴走」…その背景と是正への展望~(11月25日(金)正午~午後2時30分)

 2020年(令和2年)10月に明らかとなった日本学術会議会員推薦候補6名への任命拒否問題を
取り上げます。行政の独断専行、議会制の劣化が象徴的に示された事案でした。人権擁護大会時におい
ては既に2年以上が経過していますが、任命拒否のその後、拒否理由に関する文書開示請求の経過等を
今一度振り返り、今なお欠員状態という事件の「痕跡」が継続しているこの国の課題、それは拒否され
た学者個々人を超えて市民一人一人の問題であることを確認したいと思います。
 営々と積み上げてきた言葉による議論と実践知に基づく法解釈を、恣意的とも言える理由で自己に都
合良く解釈する政府の専横的姿勢、科学的・合理的な道理のある説明をことさらに拒否し、同じ答えを
意図的に繰り返し、すり替えようとする姿勢の背景には何があるのか。
 法律家団体である我々は、あくまでも委員任命の根拠法令を基軸とし、実定法解釈をベースとすべき
です。しかし同時に、学問研究の自立性、学術会議の独立性が定められた憲法的意味をも踏まえて、任
命拒否の根本的狙いがどこにあるのか、この国の統治構造に与える影響と対応を検討することも重要だ
と考えます。ご参加お待ちしています。

日時2022年11月25日(金)正午~午後2時30分
開催方法会場:琵琶湖ホテル
WEB:Zoomウェビナーによる配信
参加費・受講料     無料 ※会場参加される方で資料(印刷物)をご購入の方は、資料代1,000円(税込み)をご準備ください。
なお、資料データは無料で申込時に入力いただいたメールアドレス宛に送信いたします。
申込方法会場参加、WEB参加いずれの場合も下記URLより事前にお申し込みください。
https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/2022kinki/sympo1/

※事前にお申込みいただけていない場合は、シンポジウムにご参加いただけません。
※定員に達し次第、申込を締め切らせていただきます。
※ご参加出来ない方は個別に連絡をいたします。
※手話通訳、要約筆記をご利用の方は上記URLの申込フォームよりご連絡ください。
※WEB参加の方は11月中旬までに、申込時に入力いただいたメールアドレス宛に当日のURL等に関するご連絡をいたします
申込締切2022年(令和4年)11月7日(月) 
主催近畿弁護士会連合会 
お問い合わせ先大阪弁護士会委員会部司法課
近畿弁護士会連合会憲法問題連絡協議会担当事務局
TEL:06-6364-1681
パネリスト紹介堀口 悟郎 (岡山大学学術研究院社会文化科学学域 准教授)
… 憲法及び日本学術会議法の観点から任命拒否の明白な違法性を改めて確認するとともに、  学問の自由の保障範囲を検討し、これと今回の任命拒否との法的関連を明らかにする。
隠岐 さや香(東京大学大学院教育学研究科 教授)
… 科学史研究者の立場からアカデミー組織の歴史、戦後における日本学術会議の立ち位置・経緯と任命拒否の背景を探る。説明なき任命拒否の日本学術会議に与える影響に警鐘を鳴らす。
宮崎 亮 (朝日新聞大阪本社 社会部)
… 徹底した調査報道の過程で判明した過去の「任命拒否」の事実、水面下で政府内での議論が進行していた当時の山極元会長へのインタビュー等から見えてくる拒否の背景を振り返る。

チラシはこちらから→ https://www.hyogoben.or.jp/wp-content/uploads/2022/10/2022_1125.pdf

WEBからご参加される方へ
■ 当日、何らかの理由で通信が中断し復旧困難となった場合、やむを得ずシンポジウムを中止す
る可能性があります(目安として10分以上配信不能となった場合)。
■ 視聴者のPC環境・通信状況等の不具合について、当連合会では責任を負わず、Zoomの利
用方法等についてのサポート対応等も行いかねますので、予めご了承ください。
■ 録画(スクリーンショットを含む)・録音や二次利用は固くお断り申しあげます。

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