安愚楽牧場「和牛オーナー商法」被害緊急110番のお知らせ
兵庫県弁護士会(消費者被害救済センター)では下記日時に「安愚楽牧場『和牛オーナー商法』被害緊急110番」を開催します。
電話5回線でのべ25名の弁護士が無料で電話相談に応じます。
なお、当弁護士会では今後被害者向け説明会の開催など更に情報提供に努めます。
また当弁護士会消費者保護委員会所属の弁護士等が中心となり弁護団の結成についても検討しており、今後の継続的な被害救済に取り組む所存です。
◆安愚楽牧場の民事再生申請について
黒毛和牛の委託オーナー制度の運営などを行ってきた株式会社安愚楽牧場(栃木県)が支払い停止状態に陥り、本年8月9日付けで東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。
報道によると同牧場に出資をした和牛オーナーは全国に約7万人にも及ぶとのことであり、第1回目の債権者向けの説明会が8月17日に神戸市内で開催されることからも伺われるように兵庫県内にも多数の被害者が存するものと思われます。
和牛オーナー商法は、これまでも現実に和牛が存しなかったり、破綻必至の高配当をうたうなどして社会問題化した商法ですが、安愚楽牧場において投資勧誘や経営そのものに問題は存しなかったのかなど、法的整理手続を通じて事実解明や責任の所在の明確化がなされることとなります。
他方、オーナーの出資金については今後の民事再生計画により配当がなされることとなりますが、その配当割合などがどの程度になるのか現時点では明らかではありません。経営者の責任追及の可否や、和牛の処分方法、原発事故による影響をどのように考えるかなど今後複雑な法律問題が生じることが予想されます。
そこで当弁護士会では、安愚楽牧場の和牛オーナー商法の被害の実態を把握するとともに、
民事再生手続の流れや当面予想される今後の動き等について弁護士が助言をするために無料電話110番を開催することと致しました。
少しでも被害者の方の不安を払拭したいと思いますのでお気軽にお電話ください。
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