２０２４年（令和６年）４月１日
２０２４年度（令和６年度）兵庫県弁護士会
会　長　　中　　川　　勘　　太

２０２４年度（令和６年度）の会長の中川勘太（なかがわかんた）と申します。兵庫県弁護士会の運営を、副会長の坂井希千与（さかいみちよ）、高橋弘毅（たかはしひろき）、岡田知之（おかだともゆき）、山口真司（やまぐちまさし）、三宅勇気（みやけゆうき）の５名の副会長とともに担っております。

兵庫県弁護士会は、兵庫県下の全弁護士１０００名余りが加入する弁護士法上の団体です。

もともと、弁護士会の存在は、弁護士が国家や行政からの監督を受けない在野法曹であることから、弁護士自身が組織する団体によって個々の弁護士の指導・監督を行うことを目的としていました。

しかし、現在の弁護士会は、そのような弁護士向けの活動ではなく、市民の皆さまに目線を合わせた活動に軸足を置いています。

弁護士会の大きな活動として、弁護士会館や、地方自治体で、市民の皆さんへの法律相談を行っています。今後も、できるだけ多くの地域で法律相談を実施して参りたいと考えています。

刑事事件については、逮捕や勾留された方に当番弁護士を派遣しています。弁護士会にご連絡をいただくと、原則として２４時間以内に当番弁護士が会いに行きます。そして、当番弁護士がそのまま国選弁護人として弁護を行う制度も設けています。

また、兵庫県弁護士会では、１９９５年の阪神淡路大震災以降、震災復興に尽力してきました。被災者の方への相談活動や支援ネットワークの構築を長きにわたって行っています。本年１月１日に発生した能登半島地震についても、兵庫県弁護士会としてできる限りのサポートを行っていきたいと考えています。

それ以外にも、弁護士会では、犯罪被害に遭われた方、消費者被害に遭われた方、子どもの悩み相談など、様々な窓口を設けて、市民の皆様のニーズに応えようとしております。

「こんなことは法律の問題ではないかもしれない。」と思わず、是非、気軽に弁護士会にアクセスしてくださるようお願いします。