こんな時はこちら

HOME > こんな時はこちら > サラ金などの借金で困っているとき > 連帯保証人として請求された場合
消費者問題判例検索
弁護士と司法書士の違い
弁護士の職務と行政書士の職務の違い
ヒマリオンの部屋
こんなときはこちら
アクセス連絡先はこちら

サラ金などの借金で困っているとき

連帯保証人として請求された場合

弁護士:深草徹

1. 保証人になった覚えがないのに請求された

お金を借りたり、クレジット契約で物品を購入したりした本人(これを主債務者と言います。)が、友人や家族の名前を使って、勝手に借用証やクレジット契約書の保証人欄に署名捺印してしまうことはよくあります。
勿論、そんなことで勝手に名義を使われた人に保証人の責任が生じるものではありませんから、請求をされても支払う必要はありません。
ただ支払い義務ないからと言って、ほっておいたり、電話などで業者と直接やり取りするのはよくありません。すぐに、業者に対し、保証人になった覚えがないこと、支払いを拒否すること及び今後請求をしないよう求めることを内容証明郵便で通知しておきましょう。
それでも請求が続くようなら弁護士に相談してみて下さい。

2. 保証した金額よりも多額の請求をされた

こういうことが生じる原因はいくつかあります。
その原因に応じて検討する必要があります。
まず日栄などの商工ローン業者は、1回だけの貸し付けに関する保証ではなく根保証と言って、
主債務者との一定の期間内の取引について、一定限度額(これを極度額と言います)で保証するという保証契約を結ばせています。
このような場合、保証契約書に署名捺印したときの貸し付けが、たとえば100万円であって、その100万円の貸し付けに関してのみ保証したのだと思っていても、限度額いっぱいの500万円を請求されるといったことが生じるのです。

ただこの場合でも、業者の担当者が根保証について全く説明せず、むしろ100万円の貸し付けに関する保証だとの思い込みを利用して保証させたなどの事情がある場合には、100万円を超える請求が認められないということもあり得ます。
次に保証契約書に署名捺印したときには、貸し付け額が記載されておらず、あとから書き入れられるというようなことがあります。
業者も同席している場で、口頭確認された金額とは異なる金額があとで書き入れられて場合は、口頭確認された金額を超える請求は認められません。

主債務者が金額欄の記載のない保証契約書を持ってきて、それに保証人が署名捺印した後に、勝手にあなたに言っていた金額とは異なる金額を記入してしまったという場合でも基本的には当初言われた金額を超える請求は拒否しましょう。いずれにしても業者側はすんなり引き下がらないと思いますので、速やかに弁護士に相談してみて下さい。

3. 主債務者が絶対に迷惑をかけないと言っていた

保証人になってほしいと頼むときには、人は皆、迷惑をかけないようにしようと思っているでしょうし、またそう言うものです。
そういう主債務者の言明を信じて保証人になったのだとしても、保証人としての責任は免れません。
保証人になるということは、債権者に対して、主債務者が支払わなかった場合、主債務者に代わって支払う義務を負担するということです。
ですから主債務者が絶対に迷惑をかけないと約束していても何の意味もないのです。

4. ほかにも保証人がいるのでそちらに請求させられないか

複数の保証人がいても債権者は、どの保証人に請求してもかまいません。
また複数の保証人いても各保証人の責任は全額に及びます。
ですからほかの保証人に請求してくれ、自分は支払わないということは通用しません。
ただ保証人どうし連絡をとって共同して債権者と交渉することはよいことだと思います。
尚、保証人として支払いをした場合、主債務者には全額、他の保証人には原則として人数割分を求償権として請求できます。

5. 請求された金額を支払えない

請求された金額を支払うことが不可能であれば、自己破産の申立もしくは個人再生の申立などを検討することになります。
また金額を減らしてもらえれば支払える、あるいは分割にしてくれれば支払えるという場合には特定調停の申立や任意整理という方法をとることができます。
弁護士に相談してみて下さい。

ページのトップへ
兵庫県弁護士会